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【けあくる】訪問看護＜新横浜＞
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訪看に転職した理学療法士の話訪問

訪看に転職した理学療法士の話

訪問看護には、看護師だけでなくリハビリを担当するセラピストも働いています。
今回はリハビリスタッフである「理学療法士」さんのお話です。

＝＝＝

理学療法士を一言でいうならば動作の専門家です。
寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。

関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改善に必要な技術を用いて、日常生活の自立を目指します。

日本理学療法士協会「理学療法士とは」https://www.japanpt.or.jp/about_pt/therapist/

＝＝＝

訪問看護の利用者さんにも、動作の専門家を必要としている方がたくさんいます。

退院してきたものの、自宅の玄関に上がるのが大変だったり、正座から立ち上がるのに時間がかかるなど、病院では気づくことのできなかった「自宅生活の段差」に対応するための訓練が必要な方。
入院前と同じように散歩を楽しみたいと歩行訓練を希望される方。
様々な理由がありますが、医師の指示があれば訪問でのリハビリは可能です。

病院のリハビリとの違いは、自宅の状況に合わせてリハビリの計画を立てられること。
いろいろな住宅条件の中で、どこまでできるようになれば安全に暮らすことができるのか、を考えながら、日々試行錯誤しています。
また「在宅」という環境だからこそ身についた視点があることを感じています。

毎週伺うお宅では、ちゃんと生活出来ているのか、ということが気になるようになりました。
内服、食事、睡眠、入浴、コミュニケーションなど、これまでとは違う広い視野で1人の利用者さんを見る。
リハビリ中の言動や表情などを良く観察する。
少しの違和感でも、看護師さんに報告すると大切な情報だったりします。

病院時代には気づくことのなかった人の心の動きや生活の変化を感じることができるようになったのが、一番の成長かもしれないと思っています。
逆に、看護師さんから「リハビリ方法を教えて欲しい」とリクエストされることもあります。

これも病院時代には経験しなかったことです。

在宅医療の現場では、多くの専門家がそれぞれのチカラを最大限活かしながら利用者さんを支えています。

看護師さん、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、福祉用具相談員さんなど多くのスタッフとコミュニケーションを大切にしながら、これからも訪問看護ステーションの理学療法士として活躍していきたいと考えています。

「けあくる」では一緒に働く仲間を募集しています。
https://carekuru.jp/saiyou/
気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

＃けあくる #訪問看護 #訪問看護ステーション #訪問看護師 #看護師 #神奈川県 #横浜市

理学療法士の塚本さんインタビューNo

理学療法士の塚本さんインタビューNo3～国内外で経験豊富な理学療法士の在宅ケアへの挑戦

「けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜」の理学療法士のリーダー塚本さんインタビュー第３弾として、「塚本さんご自身」についてお話しいただきました。

何を考え、どんな想いでお仕事に向き合っていらっしゃるのか、詳しくはYouTubeをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=X8kcLH1Y6Ig

#けあくる　#訪問看護　#理学療法士　#インタビュー　#目標　#看護観

電話対応、はじめの一歩！訪問看護

電話対応、はじめの一歩！

訪問看護では「電話」の機会が本当にたくさんあります。
主治医への連絡、ケアマネジャーさんへの報告、ご家族への確認、利用者さんからの問い合わせなどなど、毎日毎日たくさんの通話に対応するんです。

今回は、電話が苦手だなぁ・・・と
そんな思いをしている訪問看護師さんへ、ちょっとだけアドバイスを。

一般企業に就職すると、電話の練習をします。
電話の応対には練習が必要なんです。

架電の時は、
「いつもお世話になっています、〇〇ステーションの看護師□□です」

コレを練習しておくだけでも、自然に話せるようにしておくと焦らずに対応できるようになります。

次に電話の目的を伝えます。
「相談があるのですが、、、」
「報告なのですが、、、」
「連絡です。〜〜」

などのように、本題の前に何のために電話しているのかを伝えることで、相手にも聞く準備ができます。

電話の最後には
「ありがとうございました。失礼します。」

と付け加える。こちらも自然に使えるように練習しておくと安心です。

また、話の内容を箇条書きでも良いので必ずメモしておくこと。

訪問看護の場合、電話する相手は医師やケアマネージャーなど忙しい方が多いので、できるだけ手際よく聞き、もれなく伝えるためには、架電前のメモ作成という手間を惜しまないほうが良いと思います。

あとは、ゆっくり大きな声で話すこと。

慌てているときほど意識して、一回で聞き取ってもらえるようにはっきりと喋るようにします。

電話連絡はちょっと練習するだけでも慌てずに対応できるようになります。

事務所の印象にもつながるのが電話のスキルですから、すぐにでも苦手意識を克服して、ストレスのいらない業務にしてしまいましょう！

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#都筑区 #港北区 #在宅医療 #新横浜 #電話応対

理学療法士の塚本さんインタビューNo

理学療法士の塚本さんインタビューNo2～高待遇と学びの場けあくる訪問看護の新しい働き方

前回（～けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜の特徴と理学療法士の役割とは？)に引き続き、「けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜」の理学療法士のリーダー塚本さんに、「けあくるの職場環境やサービス提供環境」についてお話しいただきました。

内容につきましてはYouTube動画をご覧ください！
https://www.youtube.com/watch?v=C1xK2U0Dof8

#けあくる　#訪問看護　#理学療法士　#インタビュー　#職場　#仕事内容

頑固で意固地な利用者さん、どうする？

訪問看護の利用者さんは「人生の先輩」が多い。

中には自分の考えを曲げない（曲げられない？）方もたくさんいます。

「ちょっと頑固」な利用者さん、どうやって対応していますか？
ちょっと頑固な方は、訪問看護師が説得したり意見を伝えれば伝えるほど「逆効果」
何でも否定的に捉えてしまう方もおられるので、注意して対応する必要があります。

ただ、そんな利用者さんに効果があるのが「仲良くすること」・・・（個人差があります）

ケアや医療的な指導に関係のない話題でコミュニケーションをとり、懐に入り込むように親しくなるのが最初に行うべきことだと思っています。

ときにはご家族も巻き込んで、こちらが興味を持って話を聴くことで利用者さんの心は少しずつほぐれていきます。

趣味、好きなこと、好きな番組、好きな食べ物など、ケアからは一旦離れて会話してみると、意外とすんなり話ができるものです。

ただ、時には看護師に対して厳しい言い方をされる方もいます。
こちらの言動に問題がなくても、暴言のような言葉を投げられることもあるのです。

その場合は、どんなに正論だとしても「反論しないこと」です。

カラダの辛さや心の苦しみによって吐き出される言葉に傷つく必要はなく、真正面から捉える必要もありません。

「勉強になります」と言って穏やかに対応することが、その後の関係性を悪化させないコツでもあります。

頑固な利用者さんの対応に困惑する場合もあると思いますが、その方の背景や病状を含めて考えた時、寂しい、辛い、苦しい、など、何かしらの原因があることがわかります。

そんな利用者さんの奥底の想いをすくい上げてケアにつなげるのも、訪問看護の面白さの一つだと思っています。

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生き残る訪問看護ステーションになる！

訪問看護は増えています。が。同時に廃業する事業所もたくさんあります。

今回は「生き残る訪問看護ステーション」になるために必要なことを考えてみます。
全業種の廃業率が3.3％程度といわれる中、訪問看護ステーションの廃業率は約3.8％。
地域差はあるものの、医療事業の2.24％と比較すると高くなっています。

ニーズは増えているのに廃業する理由は、「看護師不足」「利用者さんの獲得ができない」ということが大きいようです。

看護師不足
訪問看護事業所の開業要件は「看護師2.5人以上」
1人の志高い看護師だけでは、事業を立ち上げることができません。
加えて訪問看護の求人はたくさんあるため、少しでも条件の良いところに転職することも比較的簡単にできてしまう。
なので、よほど条件の良い事業所でなければ看護師の確保がとても高いハードルになります。

利用者さんの確保
運営を続けるためには売上が必要。
そのためには利用者さんに選ばれる事業者にならなければいけません。

ただ、看護師には営業経験がなく、顧客である利用者さんを獲得するための営業活動が難しいことが多く、結果、売上に繋がりにくい点があります。

そんななかで、生き残る事業所になるためにはどうしたら良いか。

まずは、看護師さんを確保すること。

辞めない環境や待遇など、事業所としての居心地を良くして長く働き続けてもらうことが大事だと考えております。

けあくるでも「スタッフを大切にするしくみ」がたくさん。
お弁当の支給、社用車のプライベートでの利用可、直行直帰OK、オンコール当番の工夫などなど働きやすさを整えているんです。

少しでも興味のある方は、1度けあくるを覗きに来ませんか？
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気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

参考：一般社団法人全国訪問看護事業協会訪問看護ステーション数　調査結果
（https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/r4-research.pdf）

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訪問看護「爪切り」のコツ！訪問看

訪問看護「爪切り」のコツ！

訪問看護のケアでは「爪切り」を希望されることが多いと感じます。

ご自分で爪のケアが出来ない方はもちろんですが、介護しているご家族の方からも
「爪切りが怖くて出来ないのでお願いします」
と言われることがあります。

高齢の方や麻痺や拘縮があったりすると、確かに爪が切りにくい！！
そして肥厚爪や爪白癬などのトラブルも多いので、ケアが必要なケースも多いんです。

今回は、そんな「爪切り」について語ってみようと思います。

訪問看護で爪切りを行うのは「トラブル予防」「清潔保持」「損傷の予防」などが目的です。
しかし、ただ爪を切るだけではなく、同時に観察も必要です。
爪の色や形、角質、周囲の発赤や主張、痛み、炎症、保清の度合いなど、爪以外にも観察ポイントはたくさんあります。

実際の爪カットでは「スクエアカット」が基本！
爪の角を落としすぎず、長すぎず、鋭利な部分はヤスリをかけて丁寧に。
でも時間内にケアができるように。

安全性と時間との戦いでもあり、結構神経を集中させて爪切りしています^^;

主に使う道具は
・爪切り
・ニッパー
・ゾンデ
・爪やすり
などで、必要に応じて角質削りや電動角質リムーバーなども利用します。

高齢の方にとって、爪切りはとても大切なケアの一つ。
爪のケアが充分でないために痛みを生じ、歩行が不安定になれば、転倒のリスクも高くなります。
転倒による骨折が生じれば、歩行困難となったり、寝たきりや認知症の原因にもなりかねません。

爪のトラブル回避は、利用者さんの生活を維持、向上させることにもつながります。

もしも日々訪問するなかで、爪のトラブルに気づいたら利用者さんにこちらから爪のケアを提案してみましょう。
その際は、爪のケアによって防げるリスクについても説明を加えると、納得してケアを受け入れてくれるかも知れません。

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理学療法士の塚本さんインタビュー～けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜の特徴と理学療法士の役割とは？

今回は、「けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜」の理学療法士のリーダー塚本さんに、けあくるの特徴（紹介）をインタビュー形式でお話しいただきました。

詳しくはYouTubeで公開しておりますのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=apvlb7uOzzo

#けあくる　#訪問看護　#理学療法士　#インタビュー　#特徴

訪問看護の現場から「看護の原点」

訪問看護の現場から「看護の原点」

訪看に勤務していれば、いつか必ず「汚部屋」に出会います。
ですが、訪問看護師としてはどんな環境であってもケアを提供するためになんとか工夫して対応することが大前提です。

今回は、まだ訪問看護の経験が浅いスタッフから聞いた話しです。

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高齢の姉妹だけで暮らす団地の一角。
若い時は非常に立派な職業に就き、しっかりと生活されてきたがために、福祉の手が入ることが遅れてしまったケースがありました。

訪問看護が介入するようになった時点では、すでに片付ける術が見当たらないほど物で溢れたお宅でした。
ですが、長年この環境で暮らしながら少しづつ物が増え続けて来たために、お二人にとっては特に不都合も感じておらず、今更片付けを納得してくれることはありませんでした。

玄関でバイタルサインを1人づつチェックして、玄関でおくすりをセット。

そんな訪問が半年以上続きましたが、その間に少しづつ受け入れていただき、やっとなんとか手すりの設置を許可してくださったのです。

”この出来事で学んだのは「訪問看護師は、利用者さんとサービスをつなぐ重要な役割」を担っているということです。振り返れば、ココが自分の原点だったようにも思います。”

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訪問看護師になってから初めて直面した、訪看の試練だったようです。

ケアを提供するためとはいえ、あくまでもそこは「利用者さんのプライベートな空間」です。

どんな状況であっても利用者さんが暮らしている空間を大切にし、信頼してもらうことで、更によいケアや支援につなげることができます。

利用者さんによっては、認知症や疾患のために新たなことを受け入れるのに時間がかかることもありますが、少しづつ丁寧な対応を続けることが大切と私も改めて思いました。

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訪問看護でのコミュニケーション力の役割

訪問看護は、ご自宅にお伺いしてサービスを提供するのが仕事。
利用者さんとはもちろんですが、ご家族とも顔を合わせる機会が多くなります。
だからこそ利用者さんやご家族とのコミュニケーションは非常に重要。
スタッフ同士の連携と同じくらい、良好なコミュニケーションが取れるように常に配慮しておく必要があるんです。

たとえば。
訪問しケアを行っているとき、利用者さんや家族はスタッフをよく見ています。
訪看経験のある方なら理解できると思うのですが、大切な家族がどんなケアをされているのか、気になるのは当たり前。
ケアをしている間ずっと背中に視線を感じながら、、ということもあります。
最初の頃はプレッシャーに感じるかも知れませんんが、毎回の訪問でケアや対話を積み重ねていくことは、ご家族との関係性の構築に必要なことです。

ご家族にはケアする場面を見てもらい、看護師が訪問していない時の対応や日常的に気をつけてもらうことを伝える。
そして、毎日の生活の中で不安なことを話してもらい、時には愚痴をこぼす話し相手になること。
そんな「何でも相談できる人」になることも訪問看護師の役割だと考えています。

同様に、訪問診療の医師やケアマネジャーとのコミュニケーションも重要です。
訪問看護だけでは在宅医療を支えることはできません。
医師が適切な医療処置を指示し、ケアマネージャーが必要なサービスを選択しているからこそ利用者さんの安全が保てているんです。
関係各所とこまめに連絡をとることは在宅医療に関わる訪問看護師としての基本、なんです。

利用者さんや関係事業所とコミュニケーション力が高まることで、訪問看護の業務がより効果的に行え信頼関係が深まります。
そしてそれが訪問看護ステーションとしての信頼を獲得することにつながり、再びより良いケアにつながる、という良い循環になると思っています。

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訪問看護の電子カルテって？電子カ

訪問看護の電子カルテって？

電子カルテって使ったことがありますか？

比較的医療機関では取り入れている病院も増えてきたようですが、訪問看護でも電子カルテが使われ始めているんです。

けあくるでも開業当初から電子カルテを導入しています。

今回は、電子カルテで良かったことをお伝えしようと思います。

けあくるでは状況により「直行直帰」もOKにしていますが、それは電子カルテだからこそできるシステムです。
もしも電子カルテではない場合、必ず最終訪問のあとは事業所に戻る必要があります。
利用者さんの訪問の記録をきちんとカルテに残す必要があるからですね。

ですが、電子カルテの場合は「利用者さんのお宅で」記録することができます。
スマホの中に電子カルテのシステムを入れておけば、事務所に戻る必要はありませんし、記録の修正や追記もその場でできる。

電子カルテの製品によってはプルダウンで記録ができたり、音声入力ができたりと更に便利な機能もあります。

また、電子カルテは保管が簡単。
紙のカルテの場合は「個人情報」を守るための設備や場所もそれなりに必要なので、その分のコストもかかり、利用者さんが増えるほどに管理も大変になっていきます。

ほかには、どこにいても利用者さんの情報がすぐに把握できるのもメリットです。
訪問前には、これから伺う利用者さんの最新情報を知りたいものですが、電子カルテならば他のスタッフが訪問した記録や、電話連絡があった場合の情報も得ることが可能です。

月末の報告書や計画書が日々の記録から連動して作成できるのも、とても助かります。
毎月の業務を効率化して必要な部分に注力できるのも電子カルテならではでしょう。

このように、訪問看護と電子カルテはとても相性が良い（と思っている）んです。

今後もさらに「電子カルテの訪問看護ステーション」は増えていくと思います。
これまで紙カルテで頑張ってきたステーションも、使ってみたら便利さがわかるのではないでしょうか？

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在宅酸素療法を知ろう！訪問看護を

在宅酸素療法を知ろう！

訪問看護をしていると、在宅酸素を利用している方にもたくさん出会います。

病院と違って壁から酸素が出るお宅は無いので、在宅酸素用の大きな機器が置いてあったりボンベの管理が必要だったりと「自宅での酸素療法」を訪問看護で初めて経験しました。
駆け出しの頃は、利用者さんのほうが詳しいので教えてもらったことも数しれず。

今回は、そんな「在宅での酸素療法」についてお伝えします！

在宅酸素療法は「HOT（ほっと）」と言い、自宅で酸素療法用の装置を利用しています。

慢性呼吸不全、慢性心不全、肺高血圧症など循環器や呼吸器疾患の方が適応となりますが、中には偶発頭痛でHOT導入となる方もおられます。

かかりつけ医や入院中の担当医の判断で導入されるため、訪問看護の開始とHOTの開始が同時期になることもあります。

在宅酸素は「医師の処方」により使用できるので薬と同じなのですが、利用者さんによっては酸素療法そのものの理解が難しく「苦しくなったら流量を増やせば良い」と考えてしまう方も多いため、根気よく指導する必要があるケースもあるのです。

訪問時には、
・酸素の流量が正しいか
・機器のフィルターのケア
・酸素チューブの確認
・酸素ボンベの残量チェックや交換
・流量機器のバッテリーチェック
など、毎回の確認と手入れが必要です。

そのうえで、利用者さんの酸素飽和度の変化や自覚症状などを観察して、調整が必要な場合には、速やかに医師に報告できるように、小さな変化を見逃さないことが大切になります。

利用者さんの中には「このところ何か調子悪い感じがする」と話され、良く見たら酸素の流量が少なかったり、同じように「ちょっと具合が悪いけど大丈夫」だと言い、酸素飽和度が低下しているケースもありました。

HOTの方に対応する際は、自覚症状の訴えはもちろんですが、バイタルサインや状況などを総合的に判断して、時には「素早く医療機関につなげる」ように、日頃から機器や利用者さんを良く観察しておくことが求められていると思います。

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訪問看護師の成長って？どんなに経

訪問看護師の成長って？

どんなに経験を積んだ看護師さんでも
訪問看護に挑戦する時は「初めて」を経験します。

先輩訪問看護師と一緒に訪問することも成長には欠かせません。

訪問看護は一人でケアを提供する仕事。
新人からのスタートでも、ベテラン看護師からのキャリアチェンジでもまずは「一人で訪問できること」が大前提です。
病院から訪問看護に挑戦する人にとっては、この一人訪問が最初の課題かも知れません。

もちろん、どの事業所でも新人がすぐに一人で利用者さんのご自宅に訪問することはありません。
まずは先輩看護師に同行して訪問することが多いんです。
（ただし、中には住所だけ渡されて「行ってきてー」という事業所もあるとかないとか。。。）

事業所にもよりますが、毎回同じ先輩につく場合もあれば、異なる先輩が指導することもあります。
訪問看護をやっていると、どんなに年数を重ねていてもふと「あれ？これってみんなどうやってるんだろう？？」と思うことがあるんです。
そんな時、無性にスタッフと同行したくなります（私だけかな？）
しかしながら、訪問経験を積んでくるとなかなか同行訪問のチャンスは訪れないのが現実です。
そんなときは新人時代の同行訪問が懐かしく、羨ましくなることもあったり。

同行訪問の良いところは、同行中に移動中の車内などで気になることを質問したり、不安なことを話せる環境があることです。
病院ならば、先輩の処置を真横で見ながら、時には手伝いながら、スキルを学んだりちょっとしたコツを盗んだり、裏技を教えてもらえることだって合ったと思うんです。
しかし、訪問看護で独り立ちをしてからはそんな機会はとれないことが多いので、同行できるうちがチャンスなんです。
車内では訪問時のケア以外でも、その先輩がどうして訪看を選んだのか、とか、看護感や利用者さんに対する想いなどなど、こぼれ話がたくさん聞けるのも面白いかも知れません。

ケアについては、在宅での利用者さんとご家族との関わり方や病院との看護の違いを学びながら、先輩にたくさん質問することだってできます。
移動が車内なので、プライバシーも守られるし、聞きたいことをズバリ聞くことができるので、遠慮していたらもったいない！

また、先輩との関係は単なる仕事の指導だけでなく、人間関係の築き方としても大切です。

1度関係性ができれば、独り立ちした後も「訪問先で何か困っていないか」「悩みはないか」などを気にかけてくれるでしょう。
どんなに厳しい先輩だって結局は人。自分の関わったスタッフのことは少なからず気にかけてしまうものなんです。

一人で動くことの多い訪問看護は、話しやすい先輩や同僚との関係を築くことで居心地の良い職場環境が形成されて円滑な業務ができます。
それがやがて利用者さんとのコミュニケーションの種になったり、ゆくゆくは自分自身の成長にもつながるのだと思います。

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#訪問看護師の成長

訪問看護ステーションは連携が大事！

訪問看護ステーションでは、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士などさまざまな専門職が所属している事業所です。
そこにレセプトなどを担う医療事務スタッフなども加わり、それぞれの専門家がそれぞれの知識を活かして協力しながら業務を行っています。

病院と違うのは、それぞれの専門職が離れた場所で動いているということ。
事務スタッフは事業所や役所をまわり、看護師やリハビリスタッフは利用者さんのお宅でケアを提供し、訪問が空いているスタッフだってケアマネ事業者などへの挨拶回りに行ったり。

同じ目標を持ち、同じ方向を向いているスタッフの集まりだけれど、離れた場所で頑張っている。

だから「連携」が大事。

もしかしたら、毎月のミーティング、ホンネでは「早く帰りたい…」と思っているかも知れませんが。。。バラバラに働くスタッフが共有する時間は、とても大切な場だと思うんです。
みんなの顔がみえる機会をつくってコミュニケーションや情報交換を行う時間にすれば、もっと良いアイディアが生まれたりケアの質を高めるヒントが湧いてくるかも知れません。
違う視点での気づきをもらえれば、利用者さんのお悩み解決につながるかも知れません。

実は、スタッフがあまり良いコミュニケーションがとれていないことって、利用者さんの不安につながってしまうんです。
「〇〇さんは〜〜って言ってたよ」とか
「◇◇を頼んでおいたんだけど」とか
スタッフ同士が連絡をとりあってしっかりと情報共有していれば、防げたはずの不利益で、一番困ってしまうのは利用者さんとご家族なんです。

もしも、大切な家族がそんな訪問看護ステーションのスタッフに看てもらうことになったらどう思いますか？
安心してお願いできるでしょうか？

在宅療養を続ける方々にとっては、訪問看護師やリハビリスタッフを「よりどころ」だと感じてくださる方もたくさんいます。
だからこそ、利用者さんに最良のケアを提供できるよう、日頃からの連携は欠かせないんです。

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#けあくる　#訪問看護　#訪問看護ステーション　#訪問看護師　#看護師
#神奈川県　#横浜市　#都筑区　#港北区　#在宅医療　#新横浜　
#訪問看護の連携

訪問看護と受診の付き添い訪問看護

訪問看護と受診の付き添い

訪問看護でお伺いしていくうちに、利用者さんから

受診の付き添い

を、お願いをされることがあります。

きっとそれは、利用者さんのホンネ。
訪問を通じて築き上げた信頼関係や安心感を感じてくれているからこそ、お願いされるのです。
自分を頼ってくれる利用者さんからのお願い。

「できることなら、応えたい！」

優しさあふれる訪問看護師さんなら、思うかも知れませんね。

では実際、訪問看護では受診の付き添いができるのでしょうか？

答えは……

「できません」

残念ながら、利用者さんの受診に付き添うことは、訪問看護師の業務では無いんです。。。

＝＝＝

医療保険や介護保険の訪問看護では、受診の付き添いは不可能です。
訪問看護は、居宅で療養を受ける状態の方に対して看護師等が行う療養上の世話や診療の補助を提供するもの。
医療保険や介護保険の提供内容には「受診の同行」や「通院の付き添い」が含まれていません。
従って、訪問看護では受診の付き添いは不可能です。

＝＝＝

ですが、そんな時は利用者さんに代替サービスを提案してみましょう。

一例ですが、受診の付き添いのサービスを挙げてみますね。

①自費のサービスを利用
一部の訪問介護や訪問看護では、自費サービスとして受診の付き添いを提供している場合があります。ケアマネジャーに相談してみると良いでしょう。

②訪問介護の通院支援
介護保険の制度で通院の介助が受けられる場合もあります。通院等乗降介助は複雑な制度ですので、利用する際はケアマネジャーに相談することがオススメです。

③介護タクシー
受診の付き添いではありませんが、家から病院までの移動が難しい場合、介護タクシーの利用がオススメです。全ての介護タクシー事業者が受診中付き添ってくれるわけではないため、よく確認しておきましょう。

もしも担当している利用者さんが受診の付き添いが必要な場合、これらのサービスを利用することで、患者さんが安心して医療機関を受診できるようサポートできます。

もちろん、ケアマネージャーさんへの情報共有も、忘れずに！

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#けあくる　#訪問看護　#訪問看護ステーション　#訪問看護師　#看護師
#神奈川県　#横浜市　#都筑区　#港北区　#在宅医療　#新横浜　
#受診付き添い #介護タクシー

精神科訪問看護の重要な役割：チーム協力による安心な在宅生活

精神科ケア第5弾！
今回は「チームでのケア」についてお伝えします。

訪問看護では、訪看で初めて「精神科」領域に触れる看護師さんも多くおられます。
一回訪問は一人で行いますが、何でも一人で頑張るのがベストではありません。

ちょっと肩の力を抜いて、気負わずに精神科の利用者さんに関わってみると、その方の違った一面も発見できるかも？

ーー

精神科の訪問看護を受けられる利用者さんは、疾患や症状の重症度は様々であれ、何らかの精神的な疾患を抱えられています。
ときには、疾患が原因で訪問するスタッフへの対応が不安定になることもあるし、指示通りの服薬が出来ずに生活が乱れたりすることもあります。
そんなときに少し思い出してほしいのが「訪問看護はチームでケアしている」ということ。

できるだけ、多くの人の知恵や力を借りて、一人だけで頑張りすぎないことが大事です。

主治医、相談員さん、ヘルパーさん、訪看のスタッフ。
人が変われば視点も変わるし、もしかしたら同じ助言も受け入れてもらいやすくなるかも知れません。

もちろん、担当する利用者さんのことは自分でなんとかしたい！と思うのも大切なことですが、どんな形であれ「利用者さんにメリット」があれば、それで良いと思いませんか？

・症状に応じて主治医に報告すること
・生活面の見守りをヘルパーさんに依頼すること
・対応のアイデアを訊くために同僚に相談すること

全ては利用者さんが「暮らしを整える」ための手段です。

頻回に訪問する看護師が「顔の見える」関係だからこそ、病状の変化や急なトラブルにも素早く対応でき、利用者さんが安心して在宅で生活できるともいえます。

様々なプロフェッショナルと協力し、利用者さん中心の包括的なケアを提供することで、精神疾患を抱える方々が安定し、充実した生活を送ることができます。

精神科訪問看護はあらゆる視点で一人を看る「チームとしての協力」が不可欠であり、その重要性は計り知れません。

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精神疾患患者への作業療法：QOL向上を目指す日常リハビリ

こんにちは。
けあくる訪問看護ステーションの看護師、工藤です。

精神科ケア第4弾は「リハビリ」
疾患によって身体機能が低下している利用者さんには
カラダの機能を維持する「リハビリ」も必要！

ーー

精神疾患を抱える利用者さんへは、日常生活のリハビリテーションが必要になるケースもあります。

疾患のために服薬や食事、家事など、
日常的な動作が難しくなる場合もあるので生活のための機能訓練が大切なんです。

作業療法士は利用者さんの精神面を注意深く観察しながら、その方に適したトレーニングを提供し、生活の質（QOL）の向上を目指します。

時には、屋外での歩行訓練など外出に向けた支援も提供し、利用者さんが社会とのつながりを感じながら健康な日常生活を営む力を養うお手伝いをします。

作業療法は、
機能回復だけでなく、精神的な側面も考慮して継続的なサポートを通じて個々のニーズに焦点を当てます。

この包括的なアプローチが、利用者の日常生活を向上させ、QOLの向上につながっていきます。

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こんにちは。
けあくる訪問看護ステーションの看護師、工藤です。

精神科ケアの第3弾は「服薬」
精神疾患の方にとって超重要！なんですよ。

ーー

在宅での精神疾患の治療において、主要なアプローチは服薬です。

入院中は看護師が確実な服薬管理を行い、患者は飲み忘れることなく治療を受けられます。
しかし、在宅では常に看護師がそばにいるわけではなく、
利用者さん自身が定期的に服薬する意識を持つ必要があります。

また、精神的な悪化により過剰内服をしてしまうケースも見受けられます。
そのようなリスクがある場合、残薬は意図的に取り出しにくい場所に保管し、
過剰内服の衝動に駆られた時には冷静な時間を確保する対策が考えられます。

安全に在宅生活を送るためには、利用者さんごとに適した服薬管理が欠かせません。

そのため、ご本人と協力して個別の対策を検討し、服薬の際の注意やリスク管理を行います。

利用者さんの安全と健康を最優先に考え、治療計画に適した環境を整えることが必要です。

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精神症状の安定へ：「セルフコントロール」が大切

こんにちは。
けあくる訪問看護ステーションの看護師、工藤です。

精神科ケアの第2弾！
「セルフコントロール」について。

ーー

精神症状の安定には、単に服薬ができているだけでは不十分です。
確かに服薬は重要なステップですが、同様に日常生活の中でのセルフコントロールも肝要です。

訪問看護師は利用者さんと協力して、精神症状の変化から生じる症状に対する対処法を考えます。

たとえば、イライラといった症状を5段階でモニタリングし、
3段階に到達したら「気分転換のために散歩に出る」、
4段階に到達したら「訪問看護師に連絡する」
といった具体的な行動を事前に計画しています。

これらの対処法は個別性が強く、その方に合わせた内容であることで実効性が高まります。

これらはクライシスプランと呼ばれ、利用者さんが生活の中で危機的な状況に陥った際に冷静に行動するのに役立ちます。

先を予測し、適切な対処策を検討することも、訪問看護師の大切な役割です。

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精神科訪問看護：早期対応が大事！

精神科訪問看護：早期対応が大事！

こんにちは。
けあくる訪問看護ステーションの看護師、工藤です。

訪問看護では精神疾患のケアも行いますが、一般的な診療科の経験しかない看護師さんにとってはハードルが高い！と思うかもしれません。

そこで、今回から数回に渡って「精神科訪問看護」についてお話してみようと思います。

「初めて」は誰しも通る道。ぜひ参考にしてくださいね。

ーー

「早期対応」が大事！

精神科訪問看護では、バイタルサインに加えて精神面の観察が特に重要です。
利用者さんにも協力してもらい、精神面の変化が生じやすい時に現れる症状を見つけます。

定期的に精神症状を観察することで、精神的な変化が生じやすいタイミングを把握しやすくなるんです。

だから、訪問時には特に精神症状の変化を丁寧に観察し、早期発見と早期対応を心がけます。

どのような出来事が精神面の揺れを引き起こしやすいかを理解することで、症状が悪化する前に的確に対応することが可能です。

また、精神科訪問看護では、利用者さんの生活状況や環境も考慮しながら、症状の変化に対するアドバイスを提供します。

必要があれば、早めの医療機関への受診を勧め、在宅生活を継続するためのサポートを行うことも。

精神面の変化に対する敏感なモニタリングと適切なサポートが、利用者さんの健康と安心な在宅生活を支える要素となります。

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