こんにちは、
横浜市港北区の「けあくる訪問看護リハビリステーション新横浜」 看護師の工藤です。
訪問看護では足浴をはじめとしたフットケアの機会がたくさんあります。
糖尿病の患者さんなどでフットケアに関わった経験のある方も多いと思いますが、訪問看護の現場で行うフットケアの需要も高まり、専門的なスキルを習得したいと考える看護師さんも増えているようです。
訪問看護のフットケアは爪や足底の皮膚異常、外反母趾などによる変形、浮腫など様々な足の病変に対してトラブルを予防するためのケアを指しています。
高齢者の場合、循環器の機能低下による浮腫の増加、歩き方の癖などから生じる鶏眼や胼胝など多くの方が何らかの足のトラブルを抱えています。
しかし、足のトラブルは不安定な歩行に繋がり、転倒のリスクにもなりうる危険な状態。
早期の段階で対応してケアを続け、悪化させないことが大切です。
実際の現場では
・足浴
・マッサージ
・保湿
・爪切り
・角質ケア
などを行います。
【足浴】
40℃前後の湯で10分程度行い結構を促したり、保清を行います。
循環改善や保温、鎮痛、ストレス緩和などに効果があります
【マッサージ】
むくみの改善やリラックス、しびれの緩和などに効果があります。
筋肉の緊張もほぐれます。
【保湿】
マッサージと同時に行うことが多く、皮膚の湿度を保持し損傷しにくい状態を保ちます
【爪切り】
適切な長さや形に整えて損傷予防や爪のトラブルを防ぎます
【角質ケア】
鶏眼や胼胝などをケアし痛みや違和感を軽減します
正しいケアを行うことで安全な歩行を維持し健康的な生活を保つ手助けになります。
近年は、様々な職種のスタッフが在宅でのフットケアに介入するようになり、訪問看護師のスキルアップとしても「フットケア」の様々な研修や資格も注目されています。
疾患によってはフットケアが逆効果となるケースもありますので、正しい知識とスキルを身に着けて、適切なケアを提供できるように努めてほしいと思います。
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